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自在化身体論

著:稲見昌彦
著:北崎充晃
著:宮脇陽一

電子版

内容紹介

“「自在化」の概念が肉体のタブーを超えるときが来た。これは人とテクノロジーの新世界を予告する啓蒙の書だ。” ―冲方丁 氏(作家)

“ここまで我々の身体・行動は変革できる、思考範囲と軸を拡張してくれるDX/起業を志す者はこの書をとり限界突破せよ。” ―尾原和啓 氏(『アフターデジタル』共著者 元Google)

“自在化は、人と人工知能、身体と機械、精神と情報を融合し、人類に新しく生きる形を与える。” ―三宅陽一郎 氏(ゲームAI研究者)

“能楽師は修行によって己れの身体感覚を客席の果てまで拡張させるが、本書はそれをテクノロジーによって実現する可能性を示す。やられた!” ―安田登 氏(能楽師)

新型コロナウイルスのパンデミックを経験した人類は、この先どこへ向かうのでしょうか。
我々が出した答えが「自在化身体」です。

デジタル化の進展で仕事や生活が劇的に変わることは間違いありません。いわゆるデジタルトランスフォーメーション(DX)の潮流です。
しかし、そこには人の身体を顧みる視点が欠けています。肉体を置き去りにしたDXは、人々を必ずしも幸福にしないでしょう。

自在化身体は、この隔たりに橋を渡します。

生理から心理に至る人の成り立ちを深く掘り下げ、リアルな物理世界とバーチャルな情報空間が共存する時代の新しい身体像を提示します。
人間は肉体の制約から自由になり、限りなく拡張された能力を自在に使いこなす存在になるはずです。

本書は自在化身体の概念と技術を原点から紐解きます。
人類の進化はここから始まります。

目次

第1章 変身・分身・合体まで ―自在化身体が作る人類の未来―
第2章 身体の束縛から人を解放したい ―コミュニケーションの変革も―
第3章 拡張身体の内部表現を通して脳に潜む謎を暴きたい
第4章 自在化身体は第4ロボット ―神経科学で境界を超える―
第5章 今役立つロボットで自在化を促す ―飛び込んでみないと自分はわからない―
第6章 バーチャル環境を活用した身体自在化とその限界を探る
第7章 柔軟な人間と機械との融合
第8章 情報的身体変工としての自在化技術 ―美的価値と社会的倫理観の醸成に向けて―
おわりに
執筆者紹介

JP-eコード:86043685JAAA01MBJE3X
出版社:エヌ・ティー・エス
コンテンツ公開日:2021年05月12日
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