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Scala関数型デザイン&プログラミング―Scalazコントリビューターによる関数型徹底ガイド

著:ポール・キウザーノ
著:ルナー・ビャルナソン
著:株式会社クイープ

電子版

内容紹介

『本書に寄せて --- Martin Odersky Scala言語設計者』より―― 本書は深く考えさせる本です。細部への注意を促し、プログラミングに対するあなたの考え方を否定するかもしれないからです。本書を読み、推奨されている練習問題を解くことで、純粋関数型言語とは何か、その言語で何を表現できるか、それにはどのようなメリットがあるかについて理解を深めることができるでしょう。 特に気に入っているのは、すべてがこの1冊に含まれていることです。可能な限り単純な表現から始まり、すべての抽象概念を詳しく説明した後、それらの上にさらに抽象概念を組み上げていきます。ある意味、表紙の向こうにScalaの別世界が展開します。その世界では、ミュータブルな状態は存在せず、すべての関数が純粋です。よく使用されるScalaライブラリは主に、関数型のインターフェイスを持ちながらも部分的に命令型の実装に基づいているため、この理想郷に少し似つかわしくありません。私の考えでは、ミュータブルな状態を関数型のインターフェイスにカプセル化できることは、Scalaの長所の1つです。しかし、その能力がよく誤用されることも事実です。それにはまって抜けられなくなっていることに気づいた場合は、本書が強力な毒消しになります。

目次

本書に寄せて まえがき 謝辞 Part.I 関数型プログラミングの基礎 第1章 関数型プログラミングとは 1.1 関数型プログラミングの利点:単純な例 1.2 関数とはいったい何か 1.3 参照透過性、純粋性、置換モデル 1.4 まとめ 第2章 Scala関数型プログラミングの準備 2.1 速習:Scala言語 2.2 プログラムの実行 2.3 モジュール、オブジェクト、名前空間 2.4 高階関数:関数に関数を渡す 2.5 多相関数:型の抽象化 2.6 型に従う実装 2.7 まとめ 第3章 関数型プログラミングのデータ構造/3.1 関数型データ構造の定義 3.2 パターンマッチング 3.3 関数型データ構造でのデータ共有 3.4 リストの再帰と高階関数の一般化 3.5 ツリー 3.6 まとめ 第4章 例外を使わないエラー処理/4.1 例外の光と影 4.2 例外に代わる手法 4.3 Optionデータ型 4.4 Eitherデータ型 4.5 まとめ 第5章 正格と遅延 5.1 正格関数と非正格関数 5.2 遅延リストの例 5.3 プログラムの記述と評価の切り分け 5.4 無限ストリームと余再帰 5.5 まとめ 第6章 純粋関数型の状態/6.1 副作用を使った乱数の生成 6.2 純粋関数型の乱数の生成 ほか

JP-eコード:8443377611000000000x
出版社:インプレス
コンテンツ公開日:2015年04月30日
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