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評言社MIL新書

「想像」が「創造」を生む 薬学教育と薬剤師

著:杉林堅次

電子版

内容紹介

「薬学を勉強する者、薬剤師は、知識や情報を得、「想像」したうえで、どう応用していくかを自分の頭で考え、「創造」していくことが大切だ。
10年後、20年後の「医療」と「介護」を見据えよう。
学びに終わりはない。学び続けて「想像して創造」し続けてほしい。
新しく世に出てくるものをただ単に待っているだけでは不十分であろう。
薬剤師が、患者や生活者のみならず広くこの地球に過ごしているすべての人から、真に頼られる人材になることを期待する。」

薬学をテーマにしたモノづくり、大学教育についてなど、学長ならではの目線で、幅広く薬学教育を俯瞰した一冊。

目次

はじめに
序章 私の故郷と大学時代
第1章 薬学教育のこと
 1.薬学教育の変遷
 2.薬剤師養成課程6年制への移行
 3.薬学部6年制学科のモデル・コアカリキュラム
 4.薬剤師需要減少下の薬学教育
 5.4年制学科(薬科学科)教育
 6.ライフステージ健康学という提言
 7.学生実習はアクティブラーニングそのもの
 8.薬学教育へのチャレンジ
第2章 一大学教員から見た「薬剤師」
 1.薬剤師養成課程が6年制へ移行
 2.日本の薬剤師事情
 3.海外の薬剤師
 4.国際化を視野に入れたこれからの薬剤師に必要なこと
 5.子供たちの未来を担う学校薬剤師
 6.病院薬剤師と街の薬剤師に期待される新たな仕事
 7.介護難民の時代を支える薬剤師
 8.予防医療を踏まえた薬剤師のヘルスケア業務
 9.生活者に寄り添うこれからの薬剤師
 10.ワクチン接種の対応
第3章 薬学とモノづくり
 1.外用剤を汎用サイズに
 2.キャンパス内ローズガーデンから生まれた化粧品
 3.コロナ禍にアルコール消毒液普及を目指すが
 4.かつての研究を美容機器に応用
 5.クスリと相互作用しないハーブティの開発
 6.独居高齢者を救うペットと一緒の食事
 7.まだ始めていないモノづくり
第4章 大学教育について
 1.困っていること
 2.今こそ教職員の意識改革が必要
 3.大学教授は消える仕事?
 4.これからの社会を見据えた教育
 5.大学評価と偏差値
 6.わが国の大学教育はグローバル化できるか?
 7.リテラシーとリベラルアーツを学ぼう
 8.ジョブ型雇用とメンバーシップ型雇用
 9.今の学生へ
第5章 研究について
 1.学生時代から学位取得までの研究
 2.城西大学講師、助教授時代の研究
 3.研究室を主宰して
 4.数々の学会を開催して
 5.現在の研究
 6.次世代のクスリのかたち:クスリをインストールする
第6章 人としての生き方
 1.『Setuko's Secret』を読んで
 2.人としての生き方
 3.地域や他分野・他領域の人との交流の必要性
 4.感情をコントロールすること
 5.想像して創造できるか
おわりに

JP-eコード:82820728JAAA01MBJE3X
出版社:評言社
コンテンツ公開日:2022年02月04日
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