文庫ぎんが堂
山口組若頭暗殺事件 利権をめぐるウラ社会の暗闘劇
著:木村勝美
電子版
内容紹介
「彼の斜め後ろで、背の高い男が拳銃を構えているのが見えた。最初の銃声が聞こえてから頭(かしら)が倒れるまでは、ほんの数分の出来事だった」 野上哲男は、血まみれの宅見勝を抱きかかえながら、ふたりの暗殺者に向かって、どなり声をあげた。彼が記憶しているのは、そこまでである。 複雑に絡み合う利権、組織内部の権力抗争、暗躍する許永中……。宅見若頭はなぜ狙われたのか。ウラ社会の暗闘に肉薄する渾身のノンフィクション!
目次
はじめに 1章 標的は山口組若頭 2章 軍資金の調達 3章 ウェスティン・ホテル会談 4章 絶縁処分と報復攻撃 5章 企業舎弟たちの暗躍 6章 暗殺事件の深層にあるもの 7章 それからの山口組 おわりに
JP-eコード:78167003000017000046
。出版社:イースト・プレス
。コンテンツ公開日:2017年02月09日。