目次

序　章　自治の展望　［馬塲 健］
　1　住民の守備範囲
　2　ローカル・ガバメント、ローカル・ガバナンス
　3　住民、自治、サービス
　4　地方自治が必要な理由
　Column1　名は体を表す


◆Ⅰ　自治体の基盤

第1章　自治の歴史　［馬塲 健、佐藤 竺］
　1　日本の地方自治制度の特色
　2　旧体制下の地方自治制度
　3　地方自治法下の歩み
　4　日本の地方自治制度の他律性と住民の地位
　Column2　旧市制下の市長選任

第2章　住民の地位　［鹿谷 雄一］
　1　住　民
　2　民主主義のあり方と住民の権利
　3　住民自治を高める自治基本条例と住民投票
　4　さらなる住民自治の実現に向けて
　Column3　マイナンバーと地方選挙

第3章　地域と社会　［牛山 久仁彦、山岸 絵美理］
　1　市民の参加と協働による地域社会形成
　2　自治会・町内会
　3　参加・協働を進める自治体政策と住民
　4　NPOによる参加・協働の推進
　5　参加・協働の課題と分権時代の地域と社会
　Column4　自治会・町内会の女性リーダー

第4章　広域と地域　［田村 秀］
　1　地方分権
　2　市町村合併
　3　道州制論
　4　広域行政
　Column5　日本の自治体は大きいのか小さいのか


◆Ⅱ　自治体の構造

第5章　議会と首長　［佐藤 学］
　1　議会の役割
　2　機関対立主義
　3　地方議会
　4　首　長
　5　自治制度の課題
　Column6　シティ・マネージャー

第6章　組織と人事　［湯浅 孝康］
　1 　自治体組織の編成
　2 　自治体組織の管理・運営
　3 　自治体職員の特徴
　4 　自治体の人事管理
　Column7　なぜ京都市は財政が苦しいのか

第7章　職員の責務　［南島 和久、佐藤 竺］
　1 　官僚主義の残存
　2 　時代の変化
　3 　望ましい地方公務員の資質と能力
　Column8　武蔵野市の自治


◆Ⅲ　自治体の運営

第8章　政策と法務　［鈴木 潔］
　1　政策と法務の関係
　2　法の形式と自治体
　3　条例制定権と条例制定過程
　4　条例による課題解決の変遷
　Column9　開発指導要綱の問題点

第9章　政策と財務　［飛田 博史］
　1　地方財政の概要
　2　自治体の歳出
　3　自治体の歳入
　4　財政の健全性
　Column10　消費増税と自治体財政

第10章　情報の管理　［土屋 耕平］
　1　情報公開
　2　オープンデータ政策
　3　個人情報保護
　Column11　Society5.0と行政のデジタル化

第11章　自治と統制　［山谷 清秀］
　1　肥大化した行政の統制
　2　統制の主体
　3　住民統制の諸制度
　4　応答性と責任
　5　オンブズマン
　6　自治体行政統制の展望
　Column12　「市民」と「住民」


◆Ⅳ 自治体の活動

第12章　自治の政策　［今里 佳奈子］
　1　自治体政策とは何か
　2　政策形成過程
　3　自治体における政策の実際：自治体計画
　4　これからの自治体政策：人口減少時代の自治体政策
　Column13　雲南市の協働の取組み

第13章　事業の実施　［前田 成東］
　1　公共サービスの民間化と制度の多様化
　2　事業実施手法の転換：PFI と指定管理者制度
　3　組織の設立：第三セクターと地方独立行政法人制度
　4　公共サービス供給における公民連携の多様化と制度選択
　Column14　ネーミングライツ（命名権）：行政と民間との協力の一形態

第14章　政策の評価　［南島 和久］
　1　評価とは何か
　2　評価の取組み
　3　対象・主体・規準
　4　評価の課題
　Column15　データと自治体

第15章　危機と管理　［佐々木 一如］
　1　日本の災害
　2　危機の定義と危機管理
　3　危機管理の4段階モデル
　4　危機管理の制度
　5　危機管理のこれから
　Column16　「想定外」はなぜ発生するのか

地方自治年表①：明治維新から日本国憲法施行まで（1868～1947年）
地方自治年表②：日本国憲法施行（1947年）以降

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