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DXの教養 デジタル時代に求められる実践的知識

著:志度昌宏
著:三菱ケミカルホールディングス 先端技術・事業開発室 DXグループ

電子版

内容紹介

新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックにより、DX(デジタルトランスフォーメーション)の位置付けは、一部の先進企業の取り組みではなく、新たな暮らし方/働き方を求める、すべての企業や組織、そして個人にとっても重要なテーマになりました。 一方で、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)といったデジタル技術の活用が強調されるものの、従来のコンピューター化やICT(情報通信技術)活用の取り組みと何が異なっているのかなど不明な点が多いのも事実です。 本書は、DXへの取り組みを早くから推進している三菱ケミカルホールディングスグループが、全社員の意識改革とデジタル化への基本的理解を進めるために展開するeラーニング用コンテンツをベースに、新しいビジネスや社会を創出するDXに誰もが“自分ごと”として参画できるための視座を提供します。 DXへの取り組みを進めるには、AIやIoTといったデジタル技術だけでなく、ビジネスや社会が置かれている環境の理解や、デジタル技術を使ったビジネスモデル、さらには組織全体がDXに取り組むための共通理解の醸成など、さまざまな項目を広く理解する必要があります。 こうしたDXについて本書では、「DXとは何か」「なぜ今、DXなのか」といった素朴な疑問から、DXの実行を支えるためのデジタル技術やデータ活用の基本、ビジネスモデルの作成に使われている手法、さらにはSociety 5.0(超スマート社会)やSDGs(持続可能な開発目標)などにみられる社会的なつながりまでをカバーすることで、デジタル時代に誰もが身に付けておくべき“教養”を提供します。

目次

表紙 はじめに 目次 鼎談:ビジネスとデジタルの化学反応を起こす触媒としての”教養” Chapter01 DX(デジタルトランスフォーメーション)の基礎知識 Lesson01 DXの定義 Lesson02 実例に見るDX=B2C編 Lesson03 実例に見るDX=B2B編 Lesson04 DXが求める「技術起点」から「顧客起点」への切り替え Lesson05 顧客を起点に起こる変革の連鎖 Lesson06 データがDXの駆動源 Chapter02 DXを支えるテクノロジー Lesson07 CPSとデジタルツイン Lesson08 IoT Lesson09 AI Lesson10 クラウド Lesson11 5G Lesson12 セキュリティ Lesson13 アーキテクチャー Lesson14 ソフトウェアとアルゴリズム Chapter03 データ分析の基礎 Lesson15 なぜデータ分析が重要なのか Lesson16 データの種類を理解する Lesson17 データ分析で得られる価値 Lesson18 データ分析入門 Lesson19 データ分析の対象を拡大する Lesson20 重要性が高まるデータマネジメント Chapter04 ビジネスモデルの立案・実行と組織の動き方 Lesson21 ビジネスモデル立案の基礎 Lesson22 改善を図る「PDCA」と“直感”を目指す「OODA」 Lesson23 人や社会を中心にする「デザインシンキング」 Lesson24 「アジャイル」で変化の速度を高める Lesson25 社外の力を活用する「オープンイノベーション」 Chapter05 組織にとってのDXと定着法 Lesson26 組織にとってのDXの意味 Lesson27 B2B業界におけるDXのインパクト Lesson28 DXに向けた企業の財産と方針 Lesson29 DX推進に向けた経営層/意思決定層の意識改革 Lesson30 組織が求める人材像 Lesson31 知恵のコミュニティを形成する Chapter06 DXに取り組むに当たり考えておくべき社会との関係性 Lesson32 社会に広がるDX~xTechの実例~ Lesson33 国家戦略としてのDXの取り組み Lesson34 シンギュラリティ(技術的特異点)が問う人の役割 Lesson35 Citizen Programmer/Citizen Engineerの時代に Lesson36 デジタルが求める倫理観 Lesson37 SDGsとDX あとがき 索引 奥付

JP-eコード:2950112111000000000l
出版社:インプレス
コンテンツ公開日:2021年04月09日