文春e-book
べらぼうくん
著：万城目学
電子版
内容紹介
「水たまりをのぞいたら、そこに映っていたのは青い空だった――」 万城目学が『鴨川ホルモー』で鮮烈なデビューを飾るまでの物語。 べらぼうとは漢字で「篦棒」と書く。 「あまりにひどい」「馬鹿げている」「筋が通らない」といった意味の他に、端的に「阿呆だ」という意味がこめられているところが気に入った。 どうにもうまくいかぬ男の、十歩進んで九歩下がる日々をまるっと包みこんでくれるようで、あの頃の蒼白い顔をした自分に「よう」と呼びかける気持ちで、『べらぼうくん』とタイトルを決めた。（あとがきより） 未来なんて誰にもわからないのだ。 川べりを俯き歩く万城目青年は、いかにして作家としての芽を育てたか。 万城目ワールドの誕生前夜を描く極上の青春記であり、静かに深く届けたい人生論ノート。 「週刊文春」の人気連載、待望の書籍化！
JP-eコード：1639110500000000000S
。出版社：文藝春秋
。コンテンツ公開日：2019年10月11日
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