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さむらい道(下) 最上義光 もうひとつの関ヶ原

著:高橋義夫

電子版

内容紹介

ようやく父・義守一族との諍いに終止符を打った最上義光だったが、妹の義姫の嫁ぎ先である伊達氏との峻烈な抗争が始まった。甥の伊達政宗との確執から、東軍側につき、上杉軍と激闘を繰り広げた一六〇〇年九月の〝北の天下分け目の戦い〟までを描き、義光が追求した「さむらい道」の真髄に迫る歴史巨篇。義光の「負けまい、勝つまいの戦」を見よ!
解説・清原康正
(目次より)
九章 出羽の大守/十章 伊達政宗/十一章 大崎内紛/十二章 お東様/十三章 奥羽仕置/十四章 三条河原/十五章 天下分け目

(本文より)
 遠国の大名を滅ぼして天下統一をくわだてるのは覇道であって、義光の考えるさむらい道とはあい容れない。武辺にのみ頼る武士は、それによって身を滅ぼす。義光はそう思っていた。

JP-eコード:12000000000000003477
出版社:中央公論新社
コンテンツ公開日:2020年07月31日