集英社文庫
黄金の刻 小説 服部金太郎
著:楡周平
電子版
内容紹介
明治七年。十五歳の服部金太郎は、成長著しい東京の洋品問屋「辻屋」の丁稚として働いていた。主人の粂吉は、金太郎の商人としての資質を高く評価し、ゆくゆくは妹の浪子と結婚させ、金太郎を辻屋の一員として迎え入れようとする。だがそんな思いとは裏腹に、金太郎は、高価ゆえに持つ人の限られていた「時計」に目をつける。鉄道網の発達により、今後「正確な時間」を知ることの重要性が高まると見抜いていたのだ。いずれは時計商になりたいという熱い想いを粂吉に伝えるが…。経済小説の名手が史実をもとに描く、世界的時計メーカー「セイコー」創業者の一代記!
目次
プロローグ/第一章/第二章/第三章/第四章/第五章/終章/エピローグ
JP-eコード:08744615951032000000
。出版社:集英社
。コンテンツ公開日:2024年04月04日。