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集英社新書

機密費

著:歳川隆雄

電子版

内容紹介

二〇〇一年四月二十六日、80%台の驚異的な支持率を背景にスタートした小泉内閣。その最大の目玉・田中真紀子外務大臣が乗り込んだ外務省は、かつてない危機を迎えていた。年初に明るみに出た松尾克俊元要人外国訪問支援室長の横領事件をきっかけに、「機密費」という得体の知れない存在が、国民の目にさらされたのだ。本書は、「個人犯罪」にすりかえられた「機密費」スキャンダルに光を当てるとともに、事件を生んだ土壌、事件が提示する数々の疑惑等を検証し、「日本にとって機密とは何か」という根源的な問いに挑む!

目次

序章……「改革断行」政権と機密費/第一章……外務官僚・松尾克俊とその犯罪/第二章……政府の裏ガネ「機密費」/第三章……機密費はどう使われたか/第四章……疑惑解明に抵抗する官邸・外務省/第五章……日本にとって「機密」とは何か/あとがき

JP-eコード:08720103942515000000
出版社:集英社
コンテンツ公開日:2020年11月20日