講談社選書メチエ
ヒト、犬に会う 言葉と論理の始原へ
著:島 泰三
電子版
内容紹介
人間は自分たちだけで文明への階梯を上がって来たのではない。一万五〇〇〇年前、東南アジアいずれかの川辺での犬との共生。ニッチを見出す途上にあったお互いの視線の重なりが、弱点を補完し合い、交流を促し、文明と心の誕生を準備した。オオカミは人間を振り返らないが、犬は振り返る。人間は幻想や感情で判断するが、犬は論理的に判断する。犬は人の言葉を理解し、人の心を読み、人の窮地を救う――人間と犬、運命共同体としての関係の特異性と起源を探る。
目次
序 章 イノシシ猟の衝撃 第一章 犬への進化 第二章 イヌ、ヒトに会う 第三章 犬の力 第四章 「ことば」はどのように生まれたか 第五章 こんなことが信じられるか?
JP-eコード:06A0000000000126873P
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2019年07月11日。