鬼子の歌 偏愛音楽的日本近現代史
著:片山 杜秀
電子版
内容紹介
「クラシック音楽」で読む日本の近現代100年。山田耕筰、伊福部昭、黛敏郎、三善晃――。怒濤の近現代を生きた音楽家の作品を辿りながら、この国の歩みに迫り、暴き、吠える。鬼才の本気に刮目せよ! ある時は西洋列強に文明国と認められるため。ある時は戦時中の国民を奮闘させるため。きわめて政治的で社会的で実用的な面がある「音楽」。政治思想史家にして音楽評論家である著者が、14の名曲から近現代史を解説する。
目次
前口上 第1章 三善晃のオペラ『遠い帆』 第2章 伊福部昭の『ゴジラ』 第3章 山田耕筰のオペラ『黒船』 第4章 尾高尚忠の交響曲第一番 第5章 別宮貞雄のオペラ『有間皇子』 第6章 諸井三郎のピアノ協奏曲第二番 第7章 早坂文雄の『左方の舞と右方の舞』 第8章 深井史郎の交響的映像『ジャワの唄声』 第9章 山田一雄の『おほむたから』 第10章 大木正夫の交響曲第五番『ヒロシマ』 第11章 信時潔の『海ゆかば』 第12章 戸田邦雄のバレエ音楽『ミランダ』 第13章 黛敏郎のオペラ『金閣寺』 第14章 松村禎三のオペラ『沈黙』 あとがき 主要参考文献と録音等の手引き
JP-eコード:06A0000000000084618W
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2019年01月22日。