講談社選書メチエ
AI原論 神の支配と人間の自由
著:西垣 通
電子版
内容紹介
第三次ブームを迎えたAIの進化は、われわれの生活を避けようもなく変えつつある。自動運転、投資相談、医療診断など、以前では想像もできなかった領域にAIが入り込んでいく中で、30年以内にAIの知性が人間を超越する、という「シンギュラリティ(技術特異点)」仮説を唱える専門家さえいる。われわれを待っているのは「薔薇色の未来」なのか? 半世紀にわたってAIを間近で見てきた第一人者が投げかける大切な問い。
目次
まえがき 第一章 機械に心はあるのか 1 AIブームふたたび 2 生命と機械 3 ロボットという疑似生命 第二章 汎用AIネットワーク 1 脳型コンピューティング 2 シンギュラリティ仮説 3 クラウド・コンピューティング 第三章 思弁的実在論 1 相関主義と実在論 2 宇宙の安定性の根拠 3 物質・流動・生命 第四章 生命とAIがつくる未来 1 相関主義への疑問をめぐって 2 自由意思と責任のゆくえ 第五章 AIと一神教 1 救済/創造/ロゴス 2 選民による布教と情報伝播 3 一神教は超克できるか 第六章 AIの真実――論点の総括
JP-eコード:06A0000000000020083O
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2018年04月10日。