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講談社現代新書

百年前の私たち 雑書から見る男と女

著:石原 千秋

電子版

内容紹介

明治の末、男女共通の関心は“脳を強くすること”。男は“性慾”に煩悶しつつ、やっぱり帝大出との“就職”格差を気にしている。女は“女学生”に萌え~っと騒ぐ一部の男どもを尻目に、“自分探し”に余念がない。そうそう、したり顔でお説教し、社会を憂うオヤジやオバサンもちゃんといます。近代日本にはじめて生まれた大衆の姿はそのまま私たちの鏡像でもあるのです。

目次

第1章 「脳力」とは何か 第2章 進化論と優生学 第3章 なぜ「社交」が必要だったのか 第4章 社交場としての博覧会 第5章 不純な男女交際 第6章 男は神経衰弱、女はヒステリー 第7章 性慾を研究する時代がやって来た 第8章 学生という階級 第9章 青年たちのハローワーク 第10章 「堕落女学生」は世間が作る 第11章 女は「矛盾」、女は「謎」 第12章 結婚の前夜に 第13章 「婦人問題」とはどんな「問題」か 第14章 バックラッシュ!「新しい女」 第15章 危険思想だった「自我」

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出版社:講談社
コンテンツ公開日:2018年05月25日