講談社選書メチエ
モンゴル帝国誕生 チンギス・カンの都を掘る
著：白石典之
電子版
内容紹介
13世紀にユーラシアの東西を席巻したモンゴル帝国。その創始者、チンギス・カンは、質素倹約、質実剛健なリーダーだった。それを物語るのが、著者が近年、発掘成果をあげているチンギスの都、アウラガ遺跡である。良質の馬と鉄を手に入れ、道路網を整備することで、厳しい自然環境に生きるモンゴルの民の暮らしを支え続けたチンギスの実像を、さまざまな文献史料と、自然環境への科学的調査を踏まえ、気鋭の考古学者が描く。
目次
はじめに 第一章 実像を追う──尽きない謎 第二章 転機を読む──チンギスの誕生 第三章 寒さに克つ──モンゴルの自然環境 第四章 馬を育む──圧倒的な機動力 第五章 鉄を求める──資源をめぐる争い 第六章 道を拓く──首都とネットワーク 第七章 故郷を慈しむ──国づくりのヴィジョン おわりに 参考文献
JP-eコード：06A0000000000000527D
。出版社：講談社
。コンテンツ公開日：2017年06月23日。