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講談社学術文庫

エスの系譜 沈黙の西洋思想史

著:互盛央

電子版

内容紹介

「なぜか分からないがそうしてしまった」、「まるで自分ではない何かにやらされているようだった」……。こうした話は作家や芸術家の創作についてよく聞かれるが、日常の中にも同様の経験があるのは誰もが知っていることだろう。みずからの行動の原動力だったことは明らかなのに、それが何なのかは明言できないもの。その得体の知れない力を示すために着目されたのが、ドイツ語の代名詞「es(エス)」だった。

目次

はじめに プロローグ──エスを奪い合う者たち 第一章 エスの問題圏 第二章 エスの淵源を求めて 第三章 変貌するエス 第四章 エスへの抵抗 エピローグ──「エスの系譜」のゆくえ あとがき 書 誌 学術文庫版あとがき 解説 来るべき本文──十九世紀という問題  國分功一郎 関連年表

JP-eコード:0629238500100011000L
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2016年10月21日