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講談社学術文庫

日本古代貨幣の創出 無文銀銭・富本銭・和同銭

著:今村啓爾

電子版

内容紹介

『続日本紀』には、708年「はじめて銀銭を行う」、「はじめて銅銭を行う」とある。和同開珎が日本初の貨幣という記述があるのはなぜか? なぜ、まず銀銭、その後銅銭が発行されたのか? 蓄銭叙位令がなぜ出されたのか? 『日本書紀』には、683年に「今より以後、必ず銅銭を用い、銀銭を用いる事勿れ」とは何を意味するのか? 政府が銅銭を流通させた(皇朝十二銭)目的を徹底的に探る。(講談社学術文庫)

目次

講談社学術文庫版まえがき 原本はじめに 第一章 富本銭の発見 第二章 最古の貨幣の追究 第三章 無文銀銭とは何か 第四章 和同開珎の真相 第五章 日本の初期貨幣の独自性 第六章 貨幣発行の歴史的背景 第七章 貨幣の誕生 追加新章 藤原京「門傍」木簡の発見──さらなる展開 略年表と史料抜粋 原本あとがき 講談社学術文庫版あとがき

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出版社:講談社
コンテンツ公開日:2015年05月29日