講談社学術文庫
中世芸能講義 「勧進」「天皇」「連歌」「禅」
著:松岡心平
電子版
内容紹介
日本中世芸能の世界を、「勧進」「天皇」「連歌」「禅」という四つの切り口から論じる。経済活動の原動力としての勧進が芸能を包含していく過程、天皇制のなかの祓穢思想と芸能との発生のかかわり、位相の変化の連なりを集団の連関のなかで生み出す連歌のダイナミズムと美学、禅が孕むバサラ的思想。超域的な視点から能楽研究を拓いてきた第一人者の眼で歴史資料から鮮やかに見出される日本中世文化の全容を描く画期的講義の記録。(講談社学術文庫)
目次
まえがき 一 勧進による展開 二 天皇制と芸能 三 連歌的想像力 四 禅の契機──バサラと侘び── 本書で扱う主な文献 あとがき
JP-eコード:0629229400100011000G
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2015年05月29日。