出版社を探す

講談社学術文庫

道元「永平広録 真賛・自賛・偈頌」

著:大谷哲夫

電子版

内容紹介

禅者でありつつ類まれな詩作者でもあった道元は生涯に四〇〇首以上もの偈頌(漢詩)を残した。祖師の頂相(肖像画)に寄せた「真賛」、自身の頂相に寄せた「自賛」、在宋時代から帰国後、越前時代に詠まれた観月、寓居、山居など応時応節の「偈頌」、計一五〇首を収録した本書は、道元の「さとりの詩人」としての姿を描き出す。『永平広録』掉尾を飾る最終巻(巻十)の全訳註。道元が漢詩に詠んださとりの深奥を平易に解説する。(講談社学術文庫)

目次

はじめに  凡 例 I 真賛・自賛  「真賛」「自賛」について  釈迦出山相  達 磨  阿 難  仏樹和尚  自 賛 II 偈 頌  「偈頌」について  王員外の韻を和す  文本秀才の韻を和す 六首  溥侍郎の韻を続ぐ  文本官人の韻を和す  溥来韻を和す 二首  李奇成忠が韻を和す 二首  茹千が一娘に与う  南綱使に与う  王官人の韻を和す 二首  茹秀才に与う  妙溥が韻を和す 五首  王観察の韻に酬ゆ 二首  然子が終焉の語を看る 二首  宝陀の旧韻を続ぐ  宋土の僧妙真禅人に与う  成忠に与う 二首  全禅人の子を亡ずるを訪らう  報慈庵の悟道に題す  報慈庵に与う  王侍郎に与う 五首  李通判の韻を和す  王好溥官人の韻を和す  郷間の禅上座に与う  陳亨観察に答す  思首座の来韻を酬ゆ  昌国県補陀ろ迦山に詣でて因みに題す  王官人の韻を和す  茹千二秀才に与う  大宋李枢密に答す 二首  陳参政が韻を酬ゆ  此れより已後、日本の作なり  学人の頌を求むるに与う  野山忍禅人に与う  禅人に与う 八首 ほか

JP-eコード:0629224100100011000R
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2014年07月25日