講談社学術文庫
経済学再入門
著:根井雅弘
電子版
内容紹介
本書は、経済思想史を俯瞰したうえで、経済学でよく使われるキーワード(「市場」「競争」「均衡」「独占」「失業」「制度」「希少性」など)を再検討します。すると、経済学タームはかなりの多義性をもっていることが判明します。経済学の現在から距離をとって、歴史的視野を持つことによって、さまざまな問題が存在したし、依然として存在することが見えてきます。経済学を学ぶ意義を改めて問い直します。(講談社学術文庫)
目次
学術文庫版へのまえがき まえがき 第一章 「市場メカニズム」について 「見えざる手」 市場メカニズムは万能なのか フリードマンの経済哲学 環境問題を解決するには 「潜在的競争」こそが「独占」への対策 教育も市場に委ねる フランク・ナイトの経済哲学 市場メカニズムの欠陥も考察 古典派の「競争」と「均衡」 「合理的な愚か者」 科学としての経済学 第二章 社会主義崩壊の衝撃 資本主義の危機 『貧乏物語』の影響力 シュンペーターの資本主義衰退論 ハイエクの知識論 「自由市場」vs.
JP-eコード:0629223000100011000N
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2014年05月23日。