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講談社学術文庫

鎌倉と京 武家政権と庶民世界

著:五味文彦

電子版

内容紹介

中世とは、地方武士と都市庶民の時代だった。武士擡頭の契機となった保元の乱に筆を起こし、源頼朝とその前後の政治史をふまえて読み解く、一貫した歴史の視座。生活の場(都市・農村・家)と、その場での営為(芸能・文学・宗教・政治)から明かされる、自我がめざめた「個」の時代の相貌。十二世紀後半から十四世紀前半にかけての中世像が鮮やかに甦る。

目次

中世への案内──はじめに 第一章 中世の序幕 第二章 武家政権への道 第三章 源平の争乱 第四章 鎌倉幕府と武士団 第五章 王朝文化の新展開 第六章 鎌倉と京の政権 第七章 承久の乱と執権政治 第八章 中世都市の成立 第九章 つながる農村社会 第十章 庶民信仰と新仏教 第十一章 蒙古襲来 第十二章 鎌倉末期の社会 第十三章 幕府の滅亡 おわりに 小学館ライブラリー版刊行にあたって 講談社学術文庫再録に寄せて 基本史料一覧 参考文献 年 表

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出版社:講談社
コンテンツ公開日:2017年02月03日