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講談社学術文庫

岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義

著:村上一郎
解説:竹内洋

電子版

内容紹介

岩波茂雄が起こした岩波書店の興隆は、「学歴貴族」の栄光の時代に呼応しています。近代日本のアカデミズムは外来で急ごしらえであり、「前衛」という言葉で操作可能だと見抜いていたのが、岩波茂雄であり、日本のインテリの底の浅さを見抜いています。教育社会学者の竹内洋氏は、日本のアカデミズムのありようと出版産業の構造を、問い直し、解明します。一冊で二冊分の内容を持っています。(講談社学術文庫)

目次

学術文庫版イントロ 村上一郎と『岩波茂雄』(竹内 洋) 岩波茂雄 成らざりしカルテと若干の付箋(村上一郎)  (一) 予断  (二) 信州人  (三) 岩波は何を避けたか?  (四) 岩波の“戦争と平和”  (五) 岩波と部下たち  (六) 岩波の光栄と悲惨  (七) おわりに──「岩波文化」の今後 参考文献の主たるもの 岩波茂雄 年譜 解説 岩波茂雄・岩波文化・教養主義(竹内 洋)

JP-eコード:0629220800100011000J
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2014年01月24日