講談社学術文庫
伊勢神宮と日本美
著:井上章一
電子版
内容紹介
節ひとつない檜材で20年ごとに建て替えられてきた伊勢神宮。その清浄で質素で力強い姿は、日本人の魂の原風景である。伊勢神宮こそが、「日本古来」の建築の原型であるとの主張がなされてきた。明治以降、国家神道となったことにより、その言説はますます強くなった。現代でさえ、古代住居の復元時に伊勢神宮にその形を求めることもある。江戸から現代に書かれた資料を徹底的に読みとき、神宮の本当の姿を解明する。(講談社学術文庫)
目次
学術文庫版まえがき まえがき 裸眼の神宮論へ 第一章 雲ガ畑にそびえる千木 第二章 「天地根元宮造」の二百年 第三章 世界のなかの伊勢神宮 第四章 雲南、南洋、ツングース 第五章 黄河か長江か 第六章 弥生の神殿がうかぶまで 第七章 池上曾根の光と影 あとがき 日本的建築様式をめぐって 註 主要参考文献
JP-eコード:0629216400100011000A
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2013年05月24日。