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講談社学術文庫

構造主義進化論入門

著:池田清彦

電子版

内容紹介

なぜ遺伝子操作で新生物を作れないのか? なぜ同じ遺伝子が、ハエでは複眼を、哺乳類では単眼を出現させるのか? ネオダーウィニズムでは説明不能な進化現象の数々。プラトン、ラマルク、ダーウィン、メンデル、ドーキンス……。進化論の系譜を再検証し、生物を記号論的に環境を解釈するシステムと定義することで、もう一つの進化論を構想する。(講談社学術文庫)

目次

学術文庫版まえがき プロローグ ダーウィニズムの限界  1 進化論の基本図式  2 ネオダーウィニズムに対する三つの反証 第一章 「進化論」の歴史──ダーウィニズム以前  1 プラトンとアリストテレス  2 「進化論」前夜──中・近世ヨーロッパの生物観  3 ラマルクの『動物哲学』 第二章 ダーウィニズムとは何か  1 『種の起源』を読む  2 「生物」と「進化」のトートロジー  3 メンデルの再発見 第三章 ネオダーウィニズムの発展  1 総合学説の提唱者たち  2 分子生物学の発展  3 遺伝子とは何か 第四章 構造主義的アプローチ  1 名と時間  2 共時性と拘束性  3 形式と認識 第五章 構造主義進化論  1 進化法則  2 構造の性質  3 情報と解釈系 エピローグ 科学の挑戦 あとがき ブックガイド

JP-eコード:0629203700100011000D
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2014年10月24日