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講談社学術文庫

学術都市アレクサンドリア

著:野町啓

電子版

内容紹介

プトレマイオスの庇護の下、ギリシアや東方の知を集めた思想・宗教・民族の坩堝。芸術・文学・科学の殿堂ムーセイオンや世界中の書物を集めた大図書館、さらに巨大な灯台がそびえ立つ地中海の中心都市。アレクサンドロス大王を継ぐプトレマイオス朝の「愛知」の志向はギリシア世界から東方から一流の知性を集め、学術の一大センターを築き上げた。古代における学問の隆盛を担い、やがて消えていった謎のヘレニズム都市の姿に迫る。(講談社学術文庫)

目次

はじめに 序 章 謎の古代都市アレクサンドリア  メガス・アレクサンドロスとアレクサンドリア/ホメロスの世界とアレクサンドロス──トロイアの祈り/古代都市アレクサンドリアの運命 第一章 ムーセイオンと大図書館  ギュムナシオンとムーセイオン/ホメレイオンとムーセイオン/学問のコスモポリスとメセナ/ペラ・ルネサンス/ペルガモン王朝/アリストテレスの書物の運命 第二章 メセナとしてのプトレマイオス朝  文人王プトレマイオスと学匠詩人の出現/幾何学者エウクレイデス/歴史家の重用/国家神の設定とマネトン/ユートピアとエウヘメロス主義/閑(スコレー)とムーセイオン 第三章 大図書館をめぐる学者文人たち ほか

JP-eコード:0629196100100011000O
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2014年10月24日