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講談社文芸文庫

谷崎潤一郎論

著:中村光夫

電子版

内容紹介

『細雪』の刊行、文化勲章受章とまさに谷崎評価の絶頂期、それまで雑誌や新聞の注文に応じて執筆していた著者が、初めて「僕の方から頼んで書かせてもらった」挑戦的評論。武田泰淳は「乱れが無さすぎるほどよく整理された論文」として、その手さばきを有能な外科医の手術に喩え、「病根を知る者の緊張が、彼を徹底的にする」と絶賛した。読み物としても面白い独創的年譜に、補遺を加えた決定版。

目次

第一部 ──神童・異端者の悲しみ── 第二部 ──捨てられる迄・饒太郎── 第三部 ──痴人の愛・春琴抄── 谷崎潤一郎年譜 解説  千葉俊二

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出版社:講談社
コンテンツ公開日:2015年10月09日