講談社現代新書
国際メディア情報戦
著:高木徹
内容紹介
中国・北朝鮮・イラン・アルカイダ……いまや大国も小国もテロリストも続々参戦している「国際メディア情報戦」。それは「どれだけ多くの人に、自分に有利な情報を到達させ、その心を揺り動かすか」をめぐる戦いである。急拡大する戦いの現場でいま何が起きているのか? 日本はどう戦うのか? 稀代のメディアスター、ビンラディンの驚愕のメディア操縦法から、オバマの逆襲まで、世界各地で起きている新しい「戦場」を読み解く。(講談社現代新書)
目次
まえがき 序 章 「イメージ」が現実を凌駕する 第1章 情報戦のテクニック ジム・ハーフとボスニア紛争 1 アメリカを動かし、世界を動かす 2 「民族浄化」の誕生 3 敵には容赦しない 4 日本ではなぜPRが根付かないか 第2章 地上で最も熾烈な情報戦 アメリカ大統領選挙 1 一九九二年のウォー・ルーム 2 ピンチをチャンスに変えたオバマ 第3章 21世紀最大のメディアスター ビンラディン 1 ビンラディンの「基地」と「雲」 2 スター記者を狙え 3 アルカイダから届いた番組企画書 第4章 アメリカの逆襲 対テロ戦争 1 ブッシュ政権に呼ばれた「広告界の女王」 2 ビンラディンのカリスマを破壊する 3 物語としてのビンラディン殺害 第5章 さまようビンラディンの亡霊 次世代アルカイダ 1 アルジェリア人質事件 2 ボストンテロ事件 3 オープンソース・ジハード 第6章 日本が持っている「資産」 1 日本の強みをどうPRするか 2 情報戦どころではない 3 なぜ東京は勝てたか 終 章 倫理をめぐる戦場で生き残るために あとがき
JP-eコード:0628824700100011000N
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2014年02月28日。