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講談社現代新書

日本軍と日本兵 米軍報告書は語る

著:一ノ瀬俊也

電子版

内容紹介

日本軍というと、空疎な精神論ばかりを振り回したり、兵士たちを「玉砕」させた組織というイメージがあります。しかし日本軍=玉砕というイメージにとらわれると、なぜ戦争があれだけ長引いたのかという問いへの答えはむしろ見えづらくなってしまうおそれがあります。本書は、戦争のもう一方の当事者である米軍が軍内部で出していた広報誌を用いて、彼らが日本軍、そして日本人をどうとらえていたかを探ります。(講談社現代新書)

目次

はじめに──我々の日本軍イメージ 第一章 「日本兵」とは何だろうか 1 日本兵の身体 2 戦士としての日本兵 3 銃剣術 4 日本兵の食 第二章 日本兵の精神 1 日本兵の戦争観 2 日本兵と投降 3 日本兵の生命観 第三章 戦争前半の日本軍に対する評価──ガダルカナル・ニューギニア・アッツ 1 開戦時・ガダルカナル島戦 2 ニューギニア戦 3 日本軍の防御戦法 4 アッツ島戦 第四章 戦争後半の日本軍に対する評価──レイテから本土決戦まで 1 対米戦法の転換 2 フィリピン戦 3 硫黄島・沖縄戦 おわりに──日本軍とは何だったのか 参考文献一覧 あとがき

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出版社:講談社
コンテンツ公開日:2014年02月28日