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講談社現代新書

アメリカ・メディア・ウォーズ ジャーナリズムの現在地

著:大治朋子

電子版

内容紹介

2013年8月、アメリカを代表する高級紙であるワシントン・ポスト紙が、アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾス氏に買収されたことは、大きな驚きをもって全世界に伝えられた。だが、アメリカのメディア界では近年、このニュースに象徴されるような激変が起こり続けている。激動のアメリカ・メディアの世界を、ボーン・上田賞受賞記者が丹念な取材から浮き彫りにする。(講談社現代新書)

目次

はじめに 第1章 岐路に立つ米新聞業界  米コロンビア大学のジャーナリズム・スクールを訪ねる/オンライン報道をピュリツァー賞審査の対象に/主戦場はハイブリッド報道/ニューヨーク・タイムズ紙の人員整理/ピュリツァー賞受賞記者が解雇に怯える/自らの危機を報じたボストン・グローブ紙/経費も報道も三分の一の原則/広告費激減の背景/クレイグスリスト 第2章 ニュースはタダか  新聞不況の震源地/五人に一人が職を失う時代/記事閲覧をタダにしたのは失敗/経済紙が先行したウェブ有料化/NYT紙の決断/世論調査「課金の妥当額は三ドル」/課金、代行いたします/「付加価値」がカギ/フリーミアムという発想/紙とデジタル、両立の戦略/有料化の結果と波及効果/ワシントン・ポスト紙の「結婚」/新たなニュース消費の行方 第3章 ハイパー・ローカル戦略は生き残りのキーワードか ほか

JP-eコード:0628822700100011000L
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2013年10月25日