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講談社現代新書

森の力 植物生態学者の理論と実践

著:宮脇昭

電子版

内容紹介

夜行を乗り継ぎ、現場調査に明け暮れた若き日々、「見えないものを見る力」を学んだドイツ留学時代、徹底的な調査研究で、日本の森の真実を知った10年間、そして、自らの理論を基に、いのちを守るふるさとの森づくりへ。日本一木を植えている科学者の理論と実践を知る決定版。(講談社現代新書)

目次

プロローグ 三〇年後の「ふるさとの森」に入ってみよう なぜ私は木を植えるのか 三〇年後の「ふるさとの森」に入ってみよう 唯一の生産者がつくり出す循環システム あらゆる「いのち」を守る森 第一章 原点の森 「おんざきさん」の鎮守の森 他 第二章 始まりは雑草から 「雑草」で巡り会う二人の恩師 東京での「二足の草鞋」生活 「現場・現場・現場」 チュクセン教授との出会い ハルとの結婚 他 第三章 日本の森の真実 「植物社会学」とは何か チュクセン教授の「潜在自然植生」 集大成としての『日本植生誌』 「先生、我々を殺すつもりですか」 完成した『日本植生誌』から見えてきたもの 他 第四章 木を植える 実践的植物生態学者としての新たな歩み はじめての植樹を新日鐵と ポット苗方式を発案 トヨタの感激に私はビックリ 「植物は根で勝負」 「タブノキ・シロダモ」問答 「マツの苗木五万本」問答 イオングループから始まる市民主役の「ふるさとの森」づくり 消えていく鎮守の森 他 第五章 “宮脇方式” 遷移を短期間で進めるには 重要な植樹基盤づくり 他 第六章 「天敵」と呼ばれた男 ほか

JP-eコード:0628820400100011000A
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2013年05月24日