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講談社現代新書

化石の分子生物学 生命進化の謎を解く

著:更科功

電子版

内容紹介

【第29回 講談社科学出版賞受賞】 ネアンデルタール人は現生人類と交配したか? ジュラシック・パークの夢は実現するか? 古代DNA研究が解き明かした生命進化の謎の数々を、わかりやすく紹介する。化石のささやきに耳を澄ませる生物学者たちの奮闘をつたえる好著! (講談社現代新書)

目次

まえがき 第1章 ネアンデルタール人は現生人類と交配したか 人類は一種しかいない?/別の人類・ネアンデルタール人/ネアンデルタール人は現生人類と交配したか/化石から古代DNAを取り出す/ネアンデルタール人のゲノムを決定する/他 第2章 ルイ十七世は生きていた? フランス革命の謎/分子生物学の夜明け/塩基配列決定法の発明/ブロックをつなげる/他 第3章 剥製やミイラのDNAを探る 絶滅した奇妙なウマ、クアッガ/お菓子箱をひっくり返す/タンパク質を取り除く/他 第4章 縄文人の起源 失敗して当たり前/分子生物学の革命/一分子でも残っていれば/他 第5章 ジュラシック・パークの夢 『ジュラシック・パーク』に熱狂/夢と現実が交錯/衝撃的な古さ──モクレンの古代DNA/理想的なミイラ製作所/コハクの中の古代DNA/いよいよジュラシック・パークか/チンパンジーは、なぜゴリラよりヒトに近縁といえるのか/ついに恐竜のDNAが……/恐竜化石のDNAの塩基配列/ほんとうに恐竜のDNAなのか/人間のDNAの混入/疑わしきは罰せず/状況証拠としてのアミノ酸の構造/ラセミ化の具合で混入がわかる ほか

JP-eコード:0628816600100011000J
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2012年09月07日