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講談社現代新書

日本の国防 米軍化する自衛隊・迷走する政治

米軍化する自衛隊・迷走する政治

著:久江雅彦

電子版

内容紹介

混迷する普天間飛行場の移設問題、高まる中国の脅威、繰り返されるPKO派遣、加速する自衛隊と米軍との一体化……・。冷戦後の二十年で何が変わったのか? 困ったときの米軍頼みは、はたしてほんとうに有効なのか? 日々の断片的なニュースではわからない全論点が、一冊でわかる最良の入門書!

目次

まえがき 序 章 冷戦の落とし子 冷戦の落とし子として/自助努力のあかし/存在することに意義がある/日米「同盟」なのか?/北海道でひたすら穴掘り──陸上自衛隊/ソ連の潜水艦を見張る──海上自衛隊/緊急発進が任務──航空自衛隊/アメリカから見た日本の立ち位置/防衛庁の悲哀/現実から遊離した国会論戦/日本の試練と自衛隊の転換 第1章 防衛省と自衛隊──巨大組織の内側 日陰者扱いの反動/建前論の崩壊/自衛官という生き方/陸海空自衛隊の独自文化/集団行動が基本/旧海軍から受け継がれた遺伝子/即断こそが大事/まじりあわない三組織/霞が関の「植民地」/背広組と制服組/シビリアン・コントロールの三本柱/票田としての自衛隊/制服組の攻勢/自衛隊票の争奪合戦 第2章 湾岸トラウマをこえて ほか

JP-eコード:0628813900100011000P
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2012年03月02日