講談社現代新書
モーツァルトを「造った」男─ケッヘルと同時代のウィーン
著:小宮正安
電子版
内容紹介
クラシックファンならずとも、モーツァルトの全作品にはK.**とかKV**などという番号が振られており、それをケッヘル番号と称することはご存じでしょう(たとえば交響曲第41番『ジュピター』はK.551)。誰から頼まれたわけでもないのに一作曲家の作品を調べ上げて分類し、番号を振る──。考えてみれば酔狂なことです。ケッヘルとはいったいどのような人物であり、どうしてこんな作業にとりかかったのでしょうか?
目次
プロローグ──「凡庸」の人 第一章 一八〇〇年の男 第二章 青春ビーダーマイアー 第三章 ディレッタントという生きかた 第四章 愛国の音楽 第五章 ザルツブルクの日々 第六章 活ける像の創造 第七章 作品目録誕生 第八章 「神」をめぐる駆け引き 第九章 帝国の音楽 第十章 その後の「ケッヘル」 エピローグ──「惑星」の力 あとがき 参考文献 ケッヘルが「確定」した626の楽曲
JP-eコード:0628809600100011000J
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2017年01月20日。