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講談社+α文庫

心理テストはウソでした

著:村上宣寛

電子版

内容紹介

血液型と性格はまったく関係ありません! 適性検査などで使用される心理(性格)テストは、ほとんど使い物にならない。「血液型人間学」から、「ロールシャッハ・テスト」等々。何とみんな事実無根です。※本作品は2005年4月、日経BP社から刊行された単行本を文庫収録にあたり加筆、修正したものです。

目次

まえがき 第1章 なぜかみんなの好きなABO──血液型人間学  卒論で血液型研究に取り組む  衣替えしたニュー・バージョン登場  血液型人間学のルーツを探る  血液型人間学のウソ  後を絶たない便乗する人々 第2章 万能心理テスト──その名は「バーナム効果」  誰もが「当たっている!」と感じる質問  「ドクター・バーナム」の威力  ひっかけ実験を試みる  アンケートに並んだ高評価 第3章 インクのシミで心を占う──ロールシャッハ・テスト  ロールシャッハとのなれそめ  ロールシャッハ・テストの成り立ち  なぜこんなに当たらないのか  どこが本質的に問題なのか  グッバイ、ロールシャッハ! 第4章 定評ある性格テストは大丈夫か──矢田部ギルフォード性格検査  性格心理学の授業で  そもそもYGとは  質問項目の入れ替え、論理のごまかし  12の性格特性は幻想だった 第5章 採用試験で多用される客観心理テスト──内田クレペリン検査  教員採用対策ゼミ  内田クレペリン検査の概要  果たして何がわかるのか  作業量の動揺は何を意味するか  信頼性と妥当性を吟味する ほか

JP-eコード:0628122300100011000R
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2014年01月10日