天皇の歴史
■天皇の歴史(9) 天皇と宗教
著:小倉慈司
著:山口輝臣
電子版
内容紹介
大和王権の大王祭祀、皇祖神を祀る伊勢神宮や大嘗祭の起源を究明。古代律令制による神祇制度の変遷を辿り、宮中祭祀の諸相を解説。大日如来と一体化する即位灌頂を行った中近世から、明治維新による変貌、国体を結びついた戦前・戦中、そして敗戦で象徴とされるまで、天皇の核心を追求する。
目次
第一部 「敬神」と「信心」と──古代~近世 小倉慈司 序 第一章 国家装置としての祭祀 1 大嘗祭の成立 2 令制前の大王の祭り 3 律令制と地方神祇制度の整備 4 伊勢神宮と斎宮 5 神社制度の変化 6 宮中祭祀の諸相 第二章 鎮護国家と玉体安穏 1 新たなイデオロギーの導入 2 王法と仏法 3 天皇と出家 第三章 「神事優先」と「神仏隔離」の論理 1 「神事優先」の伝統 2 「神仏隔離」の成立 3 神祇から仏教へ 第四章 天皇の倫理──象徴天皇制の原像 1 内省する天皇 2 皇室宗教行事の変容 第五章 神武天皇の末孫として 1 宮中祭祀と京の神社 2 皇室の葬礼と寺院 第二部 宗教と向き合って──十九・二十世紀 山口輝臣 第一章 祭政一致の名のもとに──十九世紀 1 天皇とサポーター 2 祈りの力 3 学者の統治 4 維新と、その後 第二章 宗教のめぐみ──十九世紀から二十世紀へ 1 キリスト教との和解 2 第三の道 3 明治天皇の「御敬神」 4 天皇のいる国家儀礼 第三章 天皇家の宗教 ほか
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。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2012年03月30日
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