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講談社文庫

待ってる 橘屋草子

著:あさのあつこ

電子版

内容紹介

「藪入りには帰っておいで。待ってるからね」母の言葉を胸に刻み、料理茶屋「橘屋」へ奉公に出たおふく。下働きを始めたおふくを、仲居頭のお多代は厳しく躾ける。涙を堪えながら立ち働く少女の内には、幼馴染の正次(しょうじ)にかけられたある言葉があったが――。江戸深川に生きる庶民の哀しみと矜持を描いた人情絵巻。

目次

待ってる 小さな背中 仄明り 残雪のころに 桜、時雨れる 雀色時の風 残り葉

JP-eコード:0627764500100011000P
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2016年04月08日