講談社文庫
吉田茂 ポピュリズムに背を向けて＜上＞
著：北康利
電子版
内容紹介
ワンマン宰相と呼ばれ、占領からの早期独立を果たした吉田茂。戦前、外交官だった彼は、ヒトラー、ムッソリーニと手を結ぶ三国軍事同盟に強く反対。最後まで開戦を回避しようと努力する。さらに、戦争中も早期終戦に奔走するが、反東条派と睨まれた彼は、スパイを送り込まれ、ついに憲兵に逮捕されてしまう。（講談社文庫）
目次
独立記念日 「ワンマン」のルーツ 養父・健三とジャーディン・マセソン商会 気位は高いが間違ったことはしない 親の七光りは嫌いです 雪子と岳父・牧野伸顕 おれのようにやったら三〇くらいでクビだがね パリ講和会議 夢に終わった高等官一等 満州某重大事件 吉田大臣、幣原次官 外交感覚のない国民は必ず凋落する 二・二六事件 駐英大使と日独防共協定 白洲次郎登場 迫りくる戦争の影 雪子との別れ 断固開戦阻止──ヨハンセンの奮闘 吉田逮捕 ポツダム宣言受諾 歩く伝説・マッカーサー 囚人から大臣に
JP-eコード：0627740800100011000O
。出版社：講談社
。コンテンツ公開日：2012年12月14日。