出版社を探す

講談社文庫

The cream of the notes

つぶやきのクリーム The cream of the notes

著:森博嗣

電子版

内容紹介

何から手をつけたら良いのかわからない状態とは、なんでも良いから手をつけた方が良い状態のことである――。けっこう当たり前なことのなかに、人生の大きなテーマは潜んでいるものなのだ。小説家・森博嗣がつい誰かに教えたくなって意外に真面目に綴った、世界の見え方が変わるつぶよりのつぶやき一〇〇個。(講談社文庫)

目次

1 何から手をつけたら良いのかわからない状態とは、なんでも良いから手をつけた方が良い状態のことである。 2 自慢をする年寄りは、悲観する年寄りよりは長生きしてもらいたい。 3 天気予報は当たらないというが、これよりも当たる予報ってあるか? 4 愛国心のような集団性を持つことが、人間の社会の基本だろうか。しかし、その基本が争いを個人から集団へと大きくする。 5 人の弱みにつけ込む最たるものとは、神である。 6 風向きが変わった、と喜ぶくらい、風を頼りにしていたのか。 7 土地に縛られているのは個人ではなく、集団である。 8 住宅の九割の価値を決める要因は、どこに建っているか、である。 9 つぶやくだけで良い。多くの普通の人の意見とは、その程度のものか。 10 長いものには巻かれろ、というが、それができるのは長くて柔らかい場合だけである。 11 本のページを捲る動作がどれだけいらいらするものか、電子出版が普及したら、みんな気づくだろう。 12 筆も鉛筆も万年筆も筆箱もなくなったのに、まだ筆記? 13 ペンキを塗っているとき見ているのは、塗ったあとの表面? 塗るまえの表面? ほか

JP-eコード:0627728800100011000Q
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2012年10月12日