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講談社文庫

萬月夜話

草臥し日記 萬月夜話其の三

著:花村萬月

電子版

内容紹介

「彷徨い疲れて地面に転がり、胎児のように躯を丸める。やがてそこに夜露がしんしんと降りてくるのです。あの夜を纏って肌がしっとりしていく瞬間の清浄な気配は、何ものにも代え難い」。究極の、怠惰と自由の快楽を味わい尽くすために、作家は今日も草臥(くさぶ)す=野宿する。優しく深く、脳髄を痺れさせるエッセイ。(講談社文庫)

目次

公園にて 俵屋の器 茂木にて(1) 茂木にて(2) 茂木にて(3) 海水浴のススメ 辞書の話 冬の植物園 待て 心を亡くす 風呂にでもはいるか 京のお風呂どすえ こんな風呂に入ってきた(1) こんな風呂に入ってきた(2) こんな風呂に入ってきた(3) トリッカー!!(1) トリッカー!!(2) ロックオン 静電気 歯垢の話 南部鉄 ザ・鉄玉子 パッション 落ち穂拾いの部屋 ボーイズ・ラブ? 腰痛 価格破壊 恩寵(1) 恩寵(2) こんどは風呂自慢 怖い話 山〓さん フルオート 教育された側から(1) 教育された側から(2) 芳香とはいえないけれど 文化人 セラミック オリンピック雑感 ヒモの季節 脂について 罪と罰(ただし矮小な) みんなで焼き肉 考証原理主義 草鞋カツ! 山籠り 線香花火・百円ライター・牡鹿 換えどき 身嗜み(1) 身嗜み(2) 私もグルメ気取り! I君の結婚式 京都大文字ガイド 『草臥し日記』あとがき

JP-eコード:0627636300100011000B
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2013年11月29日