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講談社文庫

新装版 二十歳の火影

著:宮本輝

電子版

内容紹介

宮本輝が描き出す人生の小説的スケッチ。大阪の下町から雪深い富山に移り住んだ幼い日の思い出、テニスに明け暮れた大学生活、父の事業の失敗と死別、広告代理店におけるコピーライターとしての仕事、そして、文学への目覚め……。『泥の河』で第13回太宰治賞、『螢川』で第78回芥川賞を受賞した著者が、自らの青春時代を綴った、珠玉のエッセイ集。(講談社文庫)

目次

I 川 夜空の赤い灯 曽根崎警察署横の露路 私と富山 能登の虹 拝啓アラビア馬・ゴドルフィン様 夕刊とたこ焼き 正月の、三つの音 雪とれんげ畑 II 青春の始まりの日 押し入れの中 正月の静寂 土曜日の迷路 過ぎし日の二日酔い 途中下車 恥かしい時代 二十歳の火影 地獄の数 スパルタカスのテーマ 二十代の履歴書 III 「道頓堀川」のこと 蜥蜴 雨やどり 不思議な花火 海ぞいの道 手 紙 蟹になりそこねる 五十肩 IV 越前海岸 「泥の河」の周辺 黯い道 文学のテーマとは、と問われて 宿命という名の物語 闘病記 母と子 花火のあと 快食、快眠、快便 うまく行かなかったら あとがき 初出一覧

JP-eコード:0627522000100011000J
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2013年11月15日