講談社+α新書
「治る」ことをあきらめる 「死に方上手」のすすめ
著:中村仁一
内容紹介
50万部を超えるベストセラー『大往生したけりゃ医療とかかわるな 自然死のすすめ』の著者、現役の医師・中村仁一先生が、「これが自分の最後の著作」と明言した、まさしく「ラスト・メッセージ」! 切実な問題となっている「老い」と「死」について医師という視点から鋭く切り込む。「死に方」は「生き方」、死ぬまでに充実した人生を送るにはどうしたらよいか、この本がその答えを与えてくれます。
目次
まえがき プロローグ わたしは“がん”で死にたい 医療観、死生観を変えた肉親の死 第一章 どこかおかしい現代の健康至上主義 生活習慣病とは共存すべき “うつる病気”から“うつらない病気”へ 「症状の消失」と「縁が切れる」は別 いくら闘病しても縁は切れない 生活習慣病は“茶碗のヒビ” 一病息災、多病息災の時代 無理のない自己規制を 病人としての人生を生き抜こう 根強い薬信仰 病気を治すのは自然治癒力 他 第二章 老いのしたく──病気と寿命は別 年をとるのも悪くない 老化は避けられない現実 老人六歌仙 老人の病気の特徴 口は出しても手は出すな 老人すべてが社会的弱者ではない 病院通いは体力づくり? 親孝行したくもないのに親がおり 現代社会の価値観からの脱却 お迎えを待つなどもってのほか 仏教との出会い 第三章 ひとりを生きる、ひとりで生きる 在宅死は最高の贅沢 在宅死実現のための条件 男の自立の敵は、良妻・世話女房 妻離れをしよう 上手に子離れを ほか
JP-eコード:0627282800100011000X
。出版社:講談社
。コンテンツ公開日:2014年01月03日。