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講談社+α新書

ニーチェの警告 日本を蝕む「B層」の害毒

著:適菜収

電子版

内容紹介

19世紀の終わり、ニーチェはこの先、2世紀がニヒリズムが徹底されていく過程と予言しました。その予言は的中。あらゆる「真理」の根拠を失った近代人は、ますますおかしな袋小路に閉じ込められるようになりました。政治やJポップ、グルメ、経済などを素材に、「なぜいまの世の中はおかしいのか」を明らかにしていきます。B層=近代を妄信するバカの行動パターンを分析することで、今の時代の病を浮き彫りにします。

目次

はじめに 神は死んだ! 第一章 どうして今の世の中はおかしいのか?  大きな底が抜けてしまった  全国に発生した変な知事  安住淳とEXILE  なぜ言葉が軽くなったのか?  「B層」とはなにか?  五五年体制とユートピア思想  ニーチェが嘆いた大衆社会  日本人の人生観  アザラシ「あらちゃん」に住民票  ツァラトゥストラってなに?  大衆はサル以下である  民衆が選んだもの  ひとりで生きる人たちのために  バカを論破するのは不可能 第二章 ニーチェの警鐘  大衆とはなにか?  キリスト教は邪教です!  社会的弱者の負のエネルギー  B層はなぜ無知を自慢するのか?  人権思想が地獄を生み出す  民主主義の本質は反知性主義  いつから人は平等になったのか?  復古主義と国家主義の本質  社会主義者の精神構造  客観的という嘘  神とはなにか?  民族が落ちぶれるとき  『1984年』の世界  正しい格差社会へ 第三章 B層グルメとBポップ  B層が聴く《Bポップ》  総理大臣の教養  なにを読めばいいのか?  ニーチェの読書論  ダメな芸術とはなにか? ほか

JP-eコード:0627275600100011000R
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2012年06月15日