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講談社+α新書

諸葛孔明は二人いた 隠されていた三国志の真実

著:加来耕三

電子版

内容紹介

諸葛孔明には、いくつかの顔がある。最もよく知られているのは羅貫中の『三国志演義』の創作にすぎない。孔明には、ほかにも別個の、さまざまな顔があった。われわれは実のところ、歴史学として「三国志」を学んだことがなかったのではないか。ことごとくは『三国志演義』を中心とした文学の世界の孔明であった。真に、諸葛孔明とその生きた「三国志」の時代を識るためには、さまざまな顔をもつ孔明から、目をそむけてはならない。

目次

はじめに 第一章 七大決戦の虚構と真相 凄惨な歴史を描く一大叙事詩 序盤 黄巾の乱~官渡の戦い すべては黄巾からはじまった 他 第二章 孔明を超える最高の軍師は誰か 宰相ではなく軍師たるべき条件 袁紹の軍師・沮授の構想力 曹操の軍師・荀いくの的確な献言 他 第三章 三国志の謎ベストテン 実は四国志ではなかったか なぜ孔明は兄と暮らさなかったか 諸葛玄殺人事件の怪 他 第四章 孔明の背後にある中国伝統の文人墨客 孔明の“文人”としての一面 王羲之と孔子にとっての理想の世 孔明の血縁者たちへの世評 他 第五章

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出版社:講談社
コンテンツ公開日:2014年04月11日