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講談社+α新書

食べる日本語

著:塩田丸男

電子版

内容紹介

ほんとうに、日本語はそんなにむつかしいのでしょうか。乱れているのでしょうか。そうだとすれば、そのむつかしい日本語を正しく、巧みに使いこなすにはどうすればいいのか。かつては「豊葦原瑞穂国(とよあしはらみずほのくに)」であり、今や世界に冠たる「グルメ大国」であるこの国にふさわしく、「食」の言葉のあれこれから日本語を考えてみたいと思います。

目次

まえがき 第一章 「米」をめぐる言葉の不思議 「ご飯」と「ライス」はどう違う? 海産物がなくても「山海の珍味」 パン食なのに朝飯と言うわけは? 山盛りご飯の由緒 「ご馳走」とは駆けまわること 死語になった「紅箸」 「箸と茶碗」より大切なもの ご飯を入れるのに、なぜ茶碗? 第二章 日本語は世界の変わり者 言葉の婦人専用車 「女房詞」と「文字言葉」 男は「食う」女は「食べる」 「食べる」の意外な語源 緑色の蚕豆がなぜ「青物」? ブラックティーが「紅茶」のわけ 難波の葦は伊勢の浜荻 チンチンとは黒鯛のこと 方言

JP-eコード:0627237600100011000H
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2014年04月11日