出版社を探す

講談社選書メチエ

神から可能世界へ 分析哲学入門・上級編

著:八木沢敬

電子版

内容紹介

シリーズ第一巻『分析哲学入門』では、「ある」とか「知っている」とはどういうことか分析哲学的に考える面白さを紹介。第二弾「中級編」(『意味・真理・存在』)では、パットナムの双子地球など、有名な議論をたのしく解説。そしていよいよ今回の「上級編」は、題名も『神から可能世界へ』。「存在論的論証」と呼ばれる神の存在証明の議論を起点に、世界の現代哲学のホットなトピックである可能世界論へ。充実のシリーズ完結編。(講談社選書メチエ)

目次

はじめに 第1章 関係論  1の1.性質と関係  1の2.関係の性質   1の2の1.推移性   1の2の2.対称性   1の2の3.反射性  1の3.同値関係   1の3の1.穏健な唯名論 第2章 存在論的論証  2の1.神の概念  2の2.存在論的論証の概観   2の2の1.論理的可能性   2の2の2.形而上学的可能性   2の2の3.論理的に可能な形而上学的不可能性   2の2の4.思考可能性  2の3.可能世界の枠組み内での定式化   2の3の1.第二仮定   2の3の2.第三仮定   2の3の3.結論   2の3の4.第一仮定  2の4.完全な定式化   2の4の1.妥当性   2の4の2.健全性  2の5.現実性の世界非相対性  2の6.現在性の発話文脈相対性   2の6の1.「今」と現在時制のちがい  2の7.現実性の発話文脈相対性   2の7の1.現実性の確実さ   2の7の2.インデックス言葉   2の7の3.形而上学的非特殊性   2の7の4.現在主義  2の8.まとめ 第3章 可能世界  3の1.時間論理   3の1の1.時間論理の公理   3の1の2.バーカン式と逆バーカン式   3の1の3.全時点主義   3の1の4.永久存在 ほか

JP-eコード:0625857800100011000T
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2014年06月27日