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講談社選書メチエ

室町幕府論

著:早島大祐

電子版

内容紹介

朝廷権力の「肩代わり」から「主体」の政権へ。室町幕府を読み直す画期的論考。100メートルを超える大塔、眩く輝く金張りの仏閣、華やかな祭礼──首都京都の強大な経済力を背景に空前の「大規模造営」を将来した武家政権は、今や朝廷を凌ぐ威光を確立した。弱体政権論を覆し、武家政権が「権力」と「権威」を2つながら掌握してゆく過程を義満時代を中心に描く。(講談社選書メチエ)

目次

はじめに 第一章 天龍寺──足利尊氏・義詮の時代 第二章 相国寺──足利義満の時代(1) 第三章 相国寺大塔と北山第──足利義満の時代(2) 第四章 南北朝期の公武関係──研究史的考察 第五章 復興期の社会──足利義持の時代(1) 第六章 守護創建禅院──足利義持の時代(2) おわりに──虚空を突く大塔 あとがき 参考文献一覧

JP-eコード:0625848700100011000O
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2015年08月28日