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講談社選書メチエ

近代ヨーロッパの誕生 オランダからイギリスへ

著:玉木俊明

電子版

内容紹介

「近代」は16世紀オランダに始まった。ウォーラーステインの「近代世界システム論」を出発点に、近代ヨーロッパ勃興の過程を北のバルト海世界に注目して解明し、あわせて「最初の近代システム」オランダから、「最初の近代国家」イギリスへのヘゲモニー移動のプロセスを描く、グローバルヒストリー研究の最前線。(講談社選書メチエ)

目次

序章 近代世界システムからみたヨーロッパの近世と近代 1 ウォーラーステインの近代世界システムとその影響 2 グローバルヒストリーと世界システム 3 戦争の世紀と経済発展 第一章 バルト海地方の台頭 1 地中海世界の衰退 2 ヨーロッパの食糧危機 3 ヨーロッパの森林資源枯渇 4 危機からの脱出 5 地中海からバルト海へ 第二章 オランダの黄金時代 1 「黄金時代」の特徴 2 「商業資本主義」とは何か? 3 オランダの穀物貿易──母なる貿易 4 ゲートウェイとしてのアムステルダム──物流と国際貿易の中心 5 オランダの国家構造とヨーロッパの経済発展 第三章 イギリスの台頭──オランダとの比較を中心に 1 後発国イギリスの財政 2 イギリス帝国の形成とバルト海貿易 3 取引される商品 4 ロシア貿易の形態 5 イングランドとスウェーデンの貿易関係 第四章 ハンブルクの役割 1 近世ハンブルクの概観 2 一八世紀ボルドーの貿易発展とハンブルク 3 ハンブルクとイギリス・スペイン・ポルトガル 4 ヨーロッパ大陸の流通ルート ほか

JP-eコード:0625844800100011000N
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2013年06月28日