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講談社選書メチエ

漁民の世界 「海洋性」で見る日本

著:野地恒有

電子版

内容紹介

日本人の中には「海」がある。なぜ田植えのときにイワシを食べるのか。山村でも神事の供え物には海の魚を使うのか。日本文化の基層としての海洋性。村落共同体ともノマドとも異なる漁民たちの「ゆるやかな定住」。知られざる海の生活から見えてくる「もう一つの日本」。柳田国男以来の硬直した日本観の見直しを迫る画期的論考。(講談社選書メチエ)

目次

序章 「海洋性」を抱く「山島」 第一章 海洋性とは何か 第二章 地先沿岸漁村という世界 第三章 海を求めた日本人 第四章 地先沿岸漁村の交流のかたち 第五章 出漁漁民の移住集落という世界 終章 日本文化の基層としての「海洋性」 あとがき

JP-eコード:0625841200100011000R
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2015年07月24日