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講談社選書メチエ

真珠湾〈奇襲〉論争 陰謀論・通告遅延・開戦外交

著:須藤眞志

電子版

内容紹介

「陰謀論」の系譜、検証作業の迷走。「真珠湾」は隠密奇襲作戦の成功なのか、ルーズベルトの陰謀なのか? 日本の開戦通告の歴史的遅延の犯人は誰なのか? ハル・ノートは最後通牒だったのか? 同時代人の証言からアメリカ側史料までを精査、過剰な政治的意味を負わされた「論争」ここに決着。(講談社選書メチエ)

目次

はじめに 第一章 真珠湾攻撃 第二章 ルーズベルト陰謀論──対日政策と修正主義 第三章 ウインド・メッセージ論争 第四章 ハワイへの戦争警告と太平洋艦隊オトリ説 第五章 無線封止は守られていた 第六章 二人のスパイ──ポポフとゾルゲ 第七章 ハル・ノートは最後通告か 第八章 通告遅延の原因はコミュニケーション・ギャップ 第九章 真珠湾攻撃は奇襲であったのか 第一〇章 ルーズベルト親電問題 補章 日米通商航海条約(一九一一年)廃棄の背景 あとがき 参考文献

JP-eコード:0625830600100011000A
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2015年06月26日