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講談社選書メチエ

法然対明恵 鎌倉仏教の宗教対決

著:町田宗鳳

電子版

内容紹介

人はいかにすれば救われるか。法然と明恵――鎌倉新旧仏教を代表する両者の思想対決は、私たちを根源的な問いへと誘う。現実か理想か。他力か自力か。そして、生と死の究極の姿とは。最新の宗教学の成果を踏まえ、2人の対決の彼方に宗教のアクチュアルな「力」の再生の可能性を探る、宗教のポストモダン。(講談社選書メチエ)

目次

プロローグ──なぜ「法然対明恵」なのか 第一章 浮かび上がる二つの軌跡  1 相似形の生い立ち  2 乖離していく二人の軌跡  3 両極に立った改革思想 第二章 明恵──「生の座標軸」  1 実践哲学としての華厳思想  2 ひたすらに愛する人  3 世界はありのままで美しい  4 末法思想の超克 第三章 法然──「死の座標軸」  1 絶望の時代に投げこまれて  2 救いの発見  3 濁世の革命家 第四章 交叉する座標軸  1 対決の構図  2 身体化する思想  3 重なり合う座標軸  4 日本仏教の再生へ 註 あとがき

JP-eコード:0625814100100011000I
出版社:講談社
コンテンツ公開日:2013年04月26日